【雛4648】やる夫達の封蘇超闇鍋村 [5404番地] ~深夜鍋リターンズ~ http://alicegame.xsrv.jp/hina/old_log.php?room_no=5404&db_no=6&watch=on&reverse_log=on 村作成:2016/10/02 (Sun) 00:40:25 村人陣営10 人狼陣営5 妖狐陣営3 キューピッド陣営1 吸血鬼陣営1天狗陣営1 神話マニア陣営1 ~魔王さんの遺言~ 10月。秋真っ盛りである。 そしてそれは、実りの季節である。とはいっても、ダンジョンの中ではそんなこと大して関係ないのであるが。 地上では、作物が実り、人々は豊穣に感謝し、祝いの祭りを繰り広げるのだという。 随分と平和的だ。魔王にとっても、土が豊かであるというのは喜ばしい事なので、 世界征服したとしてもその祭りをどうこうしようというつもりはないのだが。 何しろ、土に養分がなければ魔物は生まれることができないのだ。 我々の魔界の生活にも密接にかかわっている。故に、実りというのは我々にとっても それなりに感謝すべき事象なのだ。あんなに平和な祭りなんてまがまがしい魔族は行わないが。 しかし、彼らは忘れているのではないだろうか。 秋、というものは必ず終わりがくる。そして、次にやってくるのは冬だ。 植物は枯れ、雪は吹雪、雷は全てを破壊する。 そしていずれ新たにやってくる春があらたなものを創造するための季節だ。 だから私は、この時期が一番好きだ。秋の終わり、それは訪れる破壊の前哨なのだから。 (私は10月を終わらせるつもりなど、ないのだよ。)